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若くして、”頑固ジジイ”  (”NO!” と言える日本人)

 昨晩は、灯油の訪問販売・・じゃなくて若いセールスマンが、大学受験のなにやらオイシイ情報を売りに来ました。
   「今日は寒いですね。 戸、閉めてもいいかな?」
とか言っていたので、

   (御主、なかなかやりおるな。・・だがここはひとまず、お手並み拝見。)(-_-:)

 とばかりに、セールスの基本である玄関の戸を閉めさせないをかいくぐらせたばかりか、玄関の中にまで余裕で侵入させた筆者。


 結局、どんなものを紹介されたのかというと・・・・。

 当社のマークシート形式の問題に解答すれば、センターで出題される問題の傾向とそれに対しての自分の実力の程度が分かるデータが貰えます。
 つまり、大学受験者にとっては、勉強のポイントを絞る事ができる、とっても頼りがいのある代物です。また、勉強の励みにもなります。


 って言うじゃな〜い。(笑)

 でも、去年も同じような会社が来たとき、追い返して(断って)ますからーっ!!
残念!! (あんたも客運が悪いぜっ!)

 でえいぃっっ!
『セールス、”ノリツッコミ”斬りーー!!』







 彼の巧みなセールストークのせいか、学校の事を話していたのにも関わらず、あれこれと世間話をし始めた筆者のせいか、話はもの凄く発展し、場の盛り上がりは最高潮♪
 調子づいた筆者、ついにはこの、マイ「iBook G4」の自慢まで始める始末。
(マックユーザーとして、無機物なPCに話が触れられると、黙ってはおれんのです; 自分も飼っている種類のペットの話をしていると、飼い主として黙っていられませんよね。それと同じ。。)

 ですが、さすがセールスマン。うまいですね〜。客の見解に自分の意見を合わせて、上手く取り入ろうとするところが見られます。試しに、直前で逆の意見を言うと、
   「〜〜やと思ったーけど、やっぱり違うよねーっ。」
と、素早く修正。手慣れたもんですな。実に愉快。(^^)

     <大人をからかうのは止めましょう。>


 彼自身の身の上話のようなものも聞いたりして、筆者の将来も語り、30分ほど経ちました。
彼の会社の、<特製携帯電話用クリーナー>も貰っちゃって、ゴキゲンの筆者。(携帯電話は持ってないので、使えないんだけど;)

   (そろそろ来るな・・。いつでも来い!)
と思っていたら、ようやく来ました。
   「じゃ、やって(受けて)みましょう!」


 そう言われたとたん、筆者変貌。 }(o_O){
そして、彼がせっかく作り上げた、断わりにくい『ノッてた』ムードは崩壊。場の雰囲気も大幅下落・・いやいや、気マズくドンヨリとした空気に・・・・。

 以下、断わり切れるまでのやり取りを再現。一部、うろ覚えの部分あり。



「費用は、どのくらいかかるのかな?」
「これだけのデータながら、わずか2500円です。」

「100円くらいならやりますが、受けるのは止めます。」
「でもさあ、絶対自分の役に立つと思うよ。」

「それに、学校の方がよくやってくれているんで、他のものに頼りたくはないのですよ。」
「頼るって言っても・・、このデータを作ったからといって、やっぱり自分で努力する必要はあるんだよ。」
「ですが、今回は見送らせていただきます。(今日のところはお引き取りください;)」

「でもねえ・・、たぶん今日しか、もう会う事はないよ。」
「人生はいつも、一期一会です。(そんなに何回も会う事があっちゃ、たまらん;)」

(略)

「そんなあ、俺との仲やんか〜。どうしてそんな事言うの?」
「”?!”、いや、しかしですね・・・・。 (たった1時間くらいの仲でですかっ!?)」

「受けてみたかったら、やってみたらいいんじゃない? 費用の方は、さっきお母さんの方も良いって言ってくれてたし。」
「まぁでも、受ける気はないのです。(母もいらん事を・・。)」

「受けてくれたらさ、俺がちゃんとデータを作らせてあげるからさ。 」
「ハア・・・。でも、やっぱり結構です。(”作らせてやる”・・!? 誰も頼んでやった覚えはないぞ!)」

(略)

「じゃあ、俺もう帰るけど、頑張るんだよ。」
「勿論です。(いいから早く帰れ;)」

「もう会う事はないだろうけど、またね。」
「いつかまたー。(アデゥオス!)」





 ようやく、断わりきれました。あ〜、疲れた。って、1時間30分も経ったのかよっ!
こんなに長い時間話したのは、去年同じような人が来たとき以来だな・・。
 彼も、いらないものはいらないから、粘っても時間の無駄だって事が分からんのかねえ・・・。


 長い時間居座られると、うっとうしくなって、
   「これ以上は面倒くさいから、2500円くらいなら払っていいや。」
と、普通の社会人ならなるところですが、筆者にその手は通用しませんよ。

 相手の体力が消耗して、向こうから諦めるまで付き合ったげます。
取り込み中で急いでいたり、こっちが早く体力を消耗した時には、無理矢理追い出しますが;



 これぞ、『セールス、”ノリツッコミ”斬り』です。
始めはドンドンとムードを盛り上げて『ノッて』おいて、最後に商談をおっ始められた時に、ムードを破壊しつつ、いっきに『ツッコミ』落とす!!

   「順調に、自分のペースに乗せれている。」
と思い込んでいて、最後の肝心な商談を断わられた相手は、
   「乗せられていたのは自分だったのか・・。」
と、”不愉快”過ぎる気分になる事、間違いなし!




 うわっ! この記事、長過ぎ(打ち過ぎ)!!
最後まで読んでいただき、ご苦労様です。ちなみに、セールスが来たとき、何かを購入・契約した事は、筆者、一度もありません。だって、全然いいものが無いんですもの。

by yume-no-izumi | 2004-12-06 18:05