十代最後の旅(前)

今朝は4時40分起床、6時53分発の700系のぞみで9時4分着。ホテルに荷物を預け、同時刻34分に市内入り。徒歩で会場に向かい、1時間の映画鑑賞。その後あても無くさまよい、13時頃に昼食にありつく。いやはや、酷い空腹だった。コンビニがなかなか無い。13時30分開始のイベントに1分遅れで参加。たてまつり、ブランケットステッチ、バックステッチ、フレンチノットステッチを覚えながら、馴れない裁縫に悪戦苦闘。それにサンドイッチと菓子パンだけでは腹の虫が鳴り止まないようだ。だが、曲がりなりにも1つの作品を作ることが出来たことには、ただならない喜びを覚えずにはいられない。それでこそ神経をすり減らした甲斐があるというものだ。施設の方々にも大変お世話になった。どうお礼していいのやら分からない。少し歩を進めて喫茶に入り、ようやく一息ついた。アンティークの放つ淡い光と古い時計の音が、失われた過去とともに静かに鼓動をうっていた。湯田温泉の街道を通ることを計画すると南下し、沿線に近い商店街を見学しはじめた。午後6時を過ぎていたので、そちこちにシャッターが目立ってきていた。あいにく気に入るようなコーヒーミルはまだ見つからない。アーケード街が終わると、そこから間を置いて湯田の地区に入る。パンフレットを広げて確認していると、見知らぬ男性から声がかけられた。どういう風の吹き回しか、私はこの小父さんに、山口に関しての事細かな知識を授けられることになった。そして神社の夏祭りの福引き券を2枚頂き、焼き鳥と枝豆を御馳走してもらった。緑茶と水切りパックが当たった。麦酒まで驕られそうになったが、未成年だからと丁重に断っておいた。祭りだからという気持ちも分かるが、十代最後の一歩手前で羽目を外すわけにはいかない。彼は県立大学の教授だった。どうりで頭がよく切れ、絶え間なく知識を口述し続けられるわけだ。もはや感服するよりが他が無い。話しながら裏通りばかり通ったので、結局湯田のメインストリートの大部分を観ることが出来なかったが、「薔薇の木」と言うちょっとしたカフェを紹介して貰うことが出来た。出来の良さそうなコーヒーミルが飾ってあったが、それはやはり”飾り”なのであった。チェリーを載せたアイスクリームの上にメープルシロップをたっぷりかけたコーヒーゼリーが美味しかったので、これはこれで良いと思う。彼とは店に入る前に別れた。これから角を曲がった所にある銭湯に入るらしい。カフェを出ると湯田温泉駅に向かったが、二人の目的地がこれほど近くだったのはまったく奇遇なこととしか思えない。さて、これから入浴して就寝することにしよう。明日の朝はバイキングだ。
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by yume-no-izumi | 2007-09-01 21:31 | シングルライフ