夏の終わりに

夕方から、ジャスコに家具を買いに行っていた。
以前訪れたときに欲しいと思っていたもので、
机の右側に空いているスペースに置く予定だ。

出かけたはいいものの、途中からスコールのような雨が降り出した。
八月も、最後の最後でやってくれるものだ。
背荷物から全身までびしょ濡れになりながら、
雨の降りしきる夜道をクロスバイクで必死で走る。

ようやく目的地に着くと、素早く店の中へと逃げ込んだ。
ハンカチ一枚は持っていたものの、ちょっとこれでは足りないみたいだ。

家具コーナーにいくと、お目当てのウッドラックがあった。
しかし前回同様、ちょうど欲しいサイズの店内在庫がない。
一応、注文できるかどうか店員さんに相談してみた。

「少々お待ち下さい。」
そう言い残して彼女は、店の奥へと消えて行った。
このとき私の胸は、期待と不安でいっぱいだった。
無ければ潔くあきらめて、一つ小さいサイズにしよう。
しかしできれば、どこかに在庫があって欲しい。
まるで千鳥格子のように、二つの想いが交錯する。

数分後、店員さんが戻ってきた。
彼女の腕にはすでに、大きな段ボール箱が抱えられていた。
どうやら、地下倉庫に在庫があったそうだ。思わず笑みがこぼれた。

とうてい自転車では運べる大きさではないので、
後日自宅に配送してもらうことに。届くのが楽しみだ。

店から出てくると、雨はあがっていた。
濡れたままの自転車に、再び乗り込む。
さあ、帰ろうか。


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by yume-no-izumi | 2006-08-31 23:59 | シングルライフ